高島:社長は教育や人材育成にかなり力を入れていらっしゃいますよね。確かに寿司業界って“修行が厳しい”とか“大変そう”というイメージがありますけど、逆にそこがこの業界の魅力でもあるんじゃないかと感じます。その点、社長はどのようにお考えですか?
社長:そうだね。実際、寿司業界にはそういうイメージがあるのは確か。でも、寿司を握る技術と英語さえ身につければ、世界中で活躍できる可能性が広がるんだよね。実際に海外で寿司職人として働いて、年収3000万円稼いでる人もいるし。この業界には、伝統を守りつつ国際的な価値を生み出す可能性がすごくあると思う。それをもっといろんな人に伝えたいね。
中澤:確かに、それを知ったら若い人たちも「挑戦してみたい」って思うようになるかもしれませんね!
高島:例えば、ここで学んだ技術を活かして海外で挑戦したいと言い出す社員がいたら、どうされますか?
社長:そのときは「一緒に行こうぜ!」って言うね(笑)。実際、うちのグループ会社の水産事業でも、海外輸出の売上が全体の20%を超えていて、海外での挑戦はどんどん歓迎してる。教育の仕組みも整えてるから、チャレンジしたい人は全力でサポートしたいね。
高島:一緒に挑戦してもらえるなら、社員としても心強いですね!
中澤:社長がよく言われる“ブレイク”って、具体的にはどういうことなんですか?
社長:ブレイクは、現状の限界を超えて新しい基準を作ることかな。例えば、仕入れを1トンから1.5トンに増やしてみるとか、店舗運営の効率化を図るとか。最初は「無理じゃない?」って思うことでも、それができるようになれば会社全体が成長する。ゲームで次のステージに進む感覚に似てるよね。
高島:たしかに、一見無理そうに見える挑戦でも、やり切ったときの達成感ってすごく大きいですよね。それが現場全体の成長にもつながると感じます。
中澤:挑戦することの楽しさって、そこにあるんですね。最初は大変でも、達成したときの喜びが次の挑戦への意欲につながるんですね。
社長:そうそう。挑戦すると苦しいことも多いけど、達成したときの喜びって格別なんだよね。例えば、お客様から「おいしい」って言ってもらえると、また頑張ろうって思える。
高島:働き方改革に関しても、当社全体が積極的に取り組んでいますよね。たとえば、以前よりみんなが協力しやすい雰囲気ができているのを感じます。会社として、どのように進めているんでしょうか?
社長:うちはね、『パタゴニア』の考え方を取り入れてて、社員同士でカバーし合える体制を作ってるんだよね。例えば、子どもの運動会とか家族の予定があるときに気兼ねなく休めるようにしてる。みんなでカバーし合う文化があるから、安心して休みを取れるようになったんじゃないかな。
中澤:昔は土日休むのが難しい時代もありましたけど、今はみんなが協力し合うことで、安心して休める環境が整ってきましたよね。それが仕事へのモチベーションにもつながっていると思います。
高島:そうですよね。家庭を大事にできると、仕事にもより集中できると思います。それに、最近社内でマラソン部やゴルフ部が増えていると聞きましたが、こういった部活動にはどんな効果があるとお考えですか?
社長:やっぱり、体を動かすと頭がスッキリして新しいアイデアが浮かびやすくなるよね。それに、部活動で交流が深まるのも大きい。例えば、ランニングって一見辛そうだけど、脳が休まるから逆にストレス解消になるんだよね。
中澤:私も体を動かした後は、意外と頭が冴えていることがあります。部活動が社内のコミュニケーションや仕事の効率化にもつながるのは、素晴らしい取り組みだと思います!
高島:最後に、会社としての目標を教えてください。
社長:目標は2050年に月で寿司屋を開くこと!ちょっと笑っちゃうかもしれないけど、本気だよ。挑戦を続けてれば、未来にどんな可能性も実現できると思うんだよね。社員一人ひとりが挑戦を楽しめて成長できる会社にしたい。
中澤:月で寿司屋ってすごい夢ですよね。でも、挑戦を楽しめる環境が整っているからこそ、その夢も実現できそうな気がします!
高島:私もその夢に向かって、皆さんと一緒に頑張りたいです。月で寿司屋、想像するだけでワクワクします!